骨粗鬆症をコツコツ学ぼう③なお話
2023.09.07
おはようございます
きたかたリハビリ部2号です
だいぶ暑さも落ち着き、過ごしやすくなってきましたね
先日、仕事終わりに帰ろうとしたら虹が
しかも2重
とても綺麗に見えたので、確認できた方も多いのでは
二重の虹はダブルレインボーと呼ばれ(そのまま笑)とても珍しいものとのこと
幸せの前兆とも言われており、見られた方は何かいい事があるかも
さてさて、今回もコツコツ啓発活動です
第三回目は『椎体骨折と簡易的な判断方法』について話をしたいと思います
前回も登場した下記の図
これらの中でも骨折頻度が最も高いのは椎体骨折(背骨の骨折)となっております
人間の背骨は上記のようになっており、
その中でも骨折が多いのは、1位『胸腰椎移行部』2位『第7胸椎』とされております。
1位の『胸腰椎移行部』は1番ストレスがかかるため、2位の『第7胸椎』は肋骨で囲われている直ぐ下だからと言われています。
背骨を骨折と言われればとても痛かったり、歩けないといった印象があるかと思いますが、椎体骨折は【痛みが伴わないものが6割】で骨折をした事に気づかない患者様も少なくありません
ここで、簡易的に椎体骨折を判断する検査を2種類紹介します。
1.壁-後頭間距離
→踵から順に壁につけていき、後頭部と壁に隙間ができれば陽性
2.肋骨-骨盤間距離
→肋骨と骨盤の間に手を入れ、2横指(指2本分)入らなければ陽性
注)あくまで簡易的な検査であり、診断を確定するものではないため、症状があったり、不安なことがあれば直ちに整形外科の受診を強くオススメします。
また、骨折が不安だと感じる方は「FRAX」というツールを使ってみるのが良いかと思います
「FRAX」と検索し、下記のようなサイトを見つけていただき、入力項目を記入すると今後10年間のMajor osteoporotic(骨粗鬆症による主な骨折)とHip fracture(大腿骨近位部骨折)の確率がわかります
※項目12の大腿骨頸部BMDがわからない方は入力しなくても大丈夫です。
こういったツールを駆使しながら自分のリスクを知ることで予防へと繋げていくことができると思うので、ぜひみなさんやってみてください
次回以降は予防について、栄養や運動の観点からお話しできればと思っております!
ではでは、したっけ〜