オリンピアンのマネをしてみる🏋♀
2022.03.18
少しばかりオリンピック・パラリンピックロスのきたかたリハビリ1号です
道産子ということもあり、冬季競技はなんとなく身近に感じて気にしてました
コロナ禍も3年目に入ったり戦争が始まったりと暗いニュースが多かったような気がしますが、日本人がメダルを獲得したり活躍するニュースをみると少しばかりか気持ちが明るくなったような気がします
理学療法士という仕事柄、同じ競技でも選手ごとの体の使い方を見たりとか、ニュースとかでトレーニングシーンなんか映るとついつい見入ってしまいます
そんななか気になったのが女子スピードスケート代表の高木菜那選手がやっていたトレーニングでハンマー投げ金メダリストの室伏広治さんが考案した「紙風船トレーニング」です。このトレーニングのポイントは「僧帽筋下部線維」が大きく活動するというところです
そこで今回もやっぱりこのシリーズです。
腱板断裂があっても肩に痛みが出ない人の特徴です。
肩甲骨を上方回旋させることが痛みを出にくくするポイントと前回までのブログでお伝えしてきました(よろしかったら過去のブログもご覧下さい 壊れたけどとりあえず直さない 正月太りが肩痛の原因? 春の兆しの大雪と開花)。
肩甲挙筋と小胸筋という筋肉をストレッチして肩甲骨が下方回旋しないようなカラダづくりをテーマに書いてきましたがソモソモの「肩甲骨を上方回旋させる筋肉」の鍛え方をお伝えしていませんでした(ストレッチすると自然と上方回旋ができるようになることが多いのでそのうちのブログのネタにしようと思っていたのでもったいぶりました。言い訳ッス)
言い訳はさておき、早速紙風船トレーニングのやり方です。
室伏広治さんの凄いところはこのトレーニングを感覚的なものとしてではなく、筋電図を測定して世に出したところです⬇⬇⬇
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*LT:僧帽筋下部繊維*
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*LT:僧帽筋下部繊維*
文章でやり方を説明するのは非常に難しいのですが「両鎖骨の間で紙風船を全力で潰すように力を入れながら紙風船を潰さないように持つ」ということらしいです。そのように紙風船を持ちながら色々動きをするみたいです。
高木選手もこのように紙風船を持ってスケートを滑走する姿勢で色々なステップを踏んでいました
ということで腱板断裂があっても痛みが出ない肩を目指して皆さんもオリンピアンのマネをしてみましょう
肩甲骨を上方回旋させる筋肉を鍛える方法は他にもたくさんありますので、リハビリをする機会があれば遠慮なく担当理学療法士に聞いてみてくださいね
はい 最後はきたかたリハビリ室のこの一年でのビフォーアフターで締めます
上が開院当初で下が現在です。圧倒的にベットの数が違いますね開院当初はセラピストの人員不足で手厚く関わらせて頂けませんでしたが、今ではなんと倍以上となっており開院当初よりかは手厚くサポートできる環境が整いつつあります
それでは今週もよろしくお願い致します